思い出の硫砒鉄鉱(ラビットペブル鉱物標本販売)

私の標本に鐘打鉱山の硫砒鉄鉱がある。高一の季節は秋、私の父の職場に、身内に鐘打鉱山関係の方を持つ同僚がいることを耳にした。千載一遇のチャンスとばかり、見学を頼み込んだ。当地は分水嶺よりも北側になり、裏日本の気候である。今晴れていたかと思うとすぐに雨が降る。和知駅から6キロと遠いが足取りは軽い。一方、付き添いの友人はまったく興味がないので、膨れっ面である。総務で挨拶後、わざわざ仕出し弁当まで出してくれた。友人は滅多に食しない豪華な弁当を前に少し機嫌を取り戻した。さらに2キロの道のり途中に選鉱場、売店、分析室、を経てやっと坑口についた。案内人は「余り危ない箇所は案内出来ない。」と語った。この案内出来ない場所がどれ程危険な場所なのかは知る由も無かった。手選場にはこの危険と引換に出てきた銀色の硫砒鉄鉱が転がっていた。ここの鉱石は白鉄鉱を含むので、経年劣化により崩れるかと心配していたが、大丈夫の様であった。当日、石に興味の無い友人を連れて行ったのには訳があった。標本の取合いを恐れていたからである。我ながら用意周到であった。この場を借りて感謝したい。

深謝というのが適切かも知れない。

ラビットペブル鉱物標本販売

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